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小浜のでっちようかんを食べ比べてみました!


冬の味覚、でっちようかん
冬の味覚、でっちようかん

 

小浜市の冬のおやつといえば、でっちようかんです。

でっちようかんは、水ようかんより甘みや寒天の量を抑えているので、何本でもぺろっと食べられます。

 

 

名前の由来は、色々な説があり、

 

・水ようかんに比べると煮詰めが足りず、ようかんとして「半人前」という意味で「でっち」と名付けられた説

・見習い職人でも作れるからという説

・ふるさとの若狭を離れて丁稚奉公する子どもに、若狭の土産として持たせたようかんであることからついた説

 

などがあります。

 

一般的には水ようかんは夏にいただくイメージですが、福井県民は冬は「こたつででっちようかん」が定番なんです。

 

 

そんな、小浜市民に愛されているでっちようかん、お店によってどのくらい味が違うのかな。

そんな素朴な疑問を解消すべく、でっちようかん食べ比べを開催いたしました!

 

でっちようかん5店舗食べ比べ!
でっちようかん5店舗食べ比べ!

 

今回用意したのは

 

・伊勢屋

・井上耕養庵

・木屋傳

・志保重

・古谷製菓舗

 

の5店舗です。

観光協会スタッフや、その他の方に協力していただき、10数名でいただきました。

  

では、店舗名五十音順(敬称略)にご紹介いたします。

 

 

 

【伊勢屋】

しっかりした硬さで、程よい甘さ。

1番の特徴は、ほのかに感じる塩気です。

「ほのかな塩気が、よりあんこの美味しさを引き立てています。名前を伏せていても伊勢屋のあんこってわかりました。」(スタッフA)

 

 

【井上耕養庵】

しっかり感じる甘さ、かなり柔めです。

この甘みがとっても好評でした。

「今回初めて食べたけど、一番好きになった!」(参加者B)

 

 

【木屋傳】

柔らかさとなめらかさが特徴です。

甘みもしっかりしていて、とても瑞々しい。

「みずみずしさが、これぞでっちようかんという感じで好みです。」(スタッフC)

 

 

【志保重】

優しい甘みと、程よい硬さ。

ちょうど良い、バランスのとれたようかんです。

「いつも食べているでっちようかんの味がする!私はこれが好き!」(参加者D)

 

 

【古谷製菓舗】

あっさりした甘みで、やや柔らかめです。

でっちようかんの素朴な味わいが楽しめます。

「ほっとする味。何本でも食べられる。」(参加者E)

 

 

 

 

こんなに考えながらでっちようかんを味わったのは初めてです。

いただいてみると、お店によって甘み、硬さなどの、こだわりの違いを感じることができました。

 

でっちようかんをそれぞれ味わっていくうちに、でっちようかんの美味しさに参加者全員笑顔になっていました。

参加者はみんな、こんなに食べられて幸せ、やっぱり小浜のでっちようかんは最高だね!という結果に落ち着きました。

 

皆さんも機会がありましたら、2店舗3店舗のでっちようかんを購入し、食べ比べしてみてくださいね。

でっちようかんは、各店舗や道の駅若狭おばま、小浜市内のスーパーなどで販売しています。

(古谷製菓舗のでっちようかんは、市内のスーパーでお求めください。)