若狭小浜の海の雄、古河屋は船を利用して、松前の海産物や東北・北陸の米等を小浜へ、そして京阪へ集散する回船問屋を本業とし、酒、醤油の醸造、金融業を兼業し、藩の御用達をつとめ、当時は飛ぶ鳥をもおとす勢でした。
千石荘は、古河屋の全盛時代、文化12年(1815)で5代目古河屋嘉太夫の代のものです。
建築様式の特異な点は、庭を広く見せるために緑の角にあるべき柱が取除かれていることで、これは高度の建築設計によるもので現代でも珍しいものとされています。
庭園は小浜藩主お成りのために築庭されたもので、若王子山を借景として蓬莱式書院庭園で、大小の松の多いところから護松園とも云われています。この庭園は藩主を迎えるにふさわしい風雅にして格式ある庭園で、当時の豪商の面目躍如たるものがあります。
小浜市北塩屋 TEL.-0770-52-1059
舞鶴若狭自動車道小浜西ICから車で30分
北陸自動車道敦賀ICから車で80分